夫がその気になってくれれば

幸い夫はドライブが好きで、ゴルフ場へ行く往復に私は夫の横でしゃべったり、時には居眠りをしたりして休養する。夫と昼食を食べて、午後また二時間余り仕事をすると、私の時間の使い方としても無駄が少なく、その上りラック九できる。夫も一人で運転をしていくよりはいいと言ってくれている。夫は音楽を聴くのも大好きである。二人でクラシックのコンサートに行ったり、好きな曲のテープやを見つけて買ってくると喜んでくれる。しかし、聴くだけでなく、夫と何でもいいから一緒に弾くものがあればと思っていた。私は、少しピアノが郵けるので、夫がチエロでもやってくれれば本当にいいのだがなどと勝手に考えても、サラリーマの夫には練習を始める時間が、4山一・0phそこで、この聞から、私はレコーダーを習おうかと思い出した。小学生がよく練習しているあの簡単に音の出る笛である。カラオケで歌うのを強制されるときでも、笛でごまかせる。楽器が小さいから、どこへでも持っていける。そして更にやる気になったのは、いい先生が見つかったことと、このレコーダーが背からある楽器なので、古い楽しい小品が沢山あるということだ。それを言い出したら、夫は私が習ってきたことを孫習いをすると言い出してくれた。もしも、夫がその気になってくれれば、二人で合奏して楽しめる。夫は楽譜を読むことができるし、第一、夫は器用な人で、何でもする気になればある程度のレベルにすぐなれる。だから一緒に楽しむことができるだろう:::と考えるのは私の都合である。私自身がゴルフを勧められているのに、「冬の寒さが過ぎてから:::」とか「仕事が立てこんでいるから:::」と理屈をつけて延ばして、なかなかコチについて習おうとしない。それなのに、他方では、新しくレコーダーを習おうとし、その上、夫にまで勧めようと企んでいるのである。というわけで、わが家の方は、時間をかけて、お互いに歩み寄るのを待たなくてはならない状態にある。私も、健康にいいことが分かっているだけにゴルフをすることを考えようと思っているし、レコーダーの笛の練習に対して、夫が「よくやるね」とか「音が出てきて、この前よりずっと上手になったよ」と励ましてくれるというのが現状である。いつかは、二人でグリ1γをまわり、小さな演奏会ができるかもしれない。夫が歌い妻は伴奏周りの友人を見ると、二人で同じ趣味をすることをあきらめている夫婦が多い。その大部分の人は夫の仕事が忙し過ぎるとか、夫婦の好みが完全に違うという理由である。